家のベランダが鳩のフン被害を受けてしまったら「自分で清掃するか」「清掃業者にやってもらうか」悩む方も多いと思います。
今日は「業者に頼む前に、自分で清掃してみよう」と考えられているアナタに向けて、初心者の方が鳩のフンを清掃する方法をお伝えさせていただきます。この記事を参考に、鳩のフン清掃に取り掛かってみてください。
鳩のフン清掃をはじめる前に

鳩のフン清掃のコツは「とにかく少しでも早くフンを清掃してしまう!」ということです。
鳩のフンがある=鳩が住みかとして考えている
ということですので、鳩のフンを放っておくと「この場所は(鳩にとって)安全な場所」と認識して鳩が住みついてしまいます。また、鳩はわざとフンを落として「人の気配があるのか?ないのか?」を調べているんです。
そうした習性があることから、少しでも早く鳩のフンを清掃して「この場所は鳩にとって危険な場所」とメッセージを送る必要があります。
鳩のフンを放置していても、勝手に鳩がいなくなることはありませんので、フンを見つけたらすぐに清掃作業(または業者に依頼)するようにしましょう。
鳩のフン清掃に必要な道具
鳩のフン清掃に必要な道具は下記の通りです。
マスク
乾燥した鳩のフンを誤って吸引してしまうとクリプトコックス症、ヒストプラズマ症、オウム病、ニューカッスル病、トキソプラズマ症をはじめ、喘息などのアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。必ずマスクを着用して吸い込まなないように細心の注意を払いましょう。
使い捨ての手袋
鳩のフンや尿は非常に粘着力が高いため、一度身体に付着してしまうと落とすのに非常に時間がかかります。また、上記で挙げたような様々な菌を持っていることも考えられますので、必ず清掃作業をするときは手袋をしてから取り掛かるようにしてください。
ぬるま湯
鳩のフンが乾燥して固まっている状態だと清掃が大変なため、ぬるま湯をかけて湿らせるために使用。
古新聞紙・キッチンペーパー・雑巾・布
フンをふき取るときや、広範囲にフンをされている場合などに使用します。
消毒用エタノールスプレー
フンを拭き取ったあとにエタノールスプレーをかけて消毒するために使用。
次亜塩素酸ナトリウムが入った消毒剤
衣料用の「ハイター」台所用の「キッチンハイター」、「カビキラー」など次亜塩素酸ナトリウムが入った消毒剤を使用してフンの被害箇所を確実に消毒するために使用。
ゴミ袋
清掃した鳩のフンや使い終わった手袋・マスクを中に入れて封をするために使用。
フン清掃の手順
1.ぬるま湯をかけて固まっている鳩のフンを柔らかくする
乾いて固まってしまっている鳩のフンに“少しずつ”ぬるま湯をかけていき、柔らかくします(お湯をかけ過ぎないように注意)。被害の範囲が広い場合は、古新聞紙を被せて、上からぬるま湯をかけてあげると作業が楽になります。
「フンを濡らす」というよりも「ふやかしてい柔らかくする」イメージで進めてください。
2.フンが柔らかくなったら、雑巾や布を使って取り除く
ぬるま湯をかけてフンが柔らかくなってきたら、雑巾や布を使ってフンを取り除きます。拭き取ったあとは室内に広がらないようすぐにゴミ袋に入れましょう。マスクや手袋も同様に、使い終わったらすぐにゴミ袋に入れることを徹底してください。
3.エタノールスプレーで消毒
フンを取り除いたら、エタノールスプレーを吹きかけてキッチンペーパーなどで拭き掃除をしながら消毒しましょう。
4.次亜鉛酸ナトリウムで確実に消毒
最後に
次亜鉛酸ナトリウムが入った消毒剤を使用して、フンの被害箇所を確実に消毒していきましょう。汚れがひどい部分でも、
次亜鉛酸ナトリウムが入った消毒剤であれば確実に取り除くことができます。
※次亜鉛酸ナトリウムは変色や腐食を起こす場合がありますので、素材に合わせた消毒剤を使用するようにしてください。