こんにちは、大阪府茨木市の鳩のフン清掃 代表の永瀬です。
今日は「鳩のフンが原因でなる病気」についてお伝えさせていただきます。鳩のフンは匂いや景観が損なわれるだけでなく、感染症やアレルギーに疾患する危険もある怖いものなんです。
鳩のフンが原因と疾患してしまう病気で代表的なものを下記にまとめました。
ご自宅や身の回りで鳩のフンが落ちていたら、放って置かずになるべく早く清掃するようにしてくださいね。
1.アレルギー症状
鳩のフンの中にある抗原菌を吸い込む事によって、アレルギーを発症することがあり、喘息発作を伴う重いアレルギー症状を起こすことがあります。症状としては「発熱」「倦怠感」「呼吸困難」があり、抗原菌を長期間吸い込み続けてしまうと症状は慢性化し、長期の治療が必要になってしまうことがあります。
鳩のフンに含まれる菌は、乾燥すると空気中に撒き散らかされるので、それを口や鼻から吸い込んでしまうとアレルギーが引き起こされます。鳩のフンを見付けたら、予防のためにすぐに掃除するようにしましょう。
2.クリプトコッカス症
一つ目はクリプトコッカス症で、クリプトコッカスはカビの一種です。症状として「頭痛」「発熱」「倦怠感」「昏睡」「記憶障害」が挙げられています。「ハトの糞の中に2年間にわたり感染性を保つこともある」とも言われているので、長期間に渡って注意することが必要です。
免疫力・体力が落ちた人たちがかかりやすいと考えられているため、免疫力や体力が落ちた人はかからないように特に注意が必要です。また、人以外の動物(特にネコ)がクリプトコッカス症になることがあるがありますので、ペットを飼われている方も要注意です。
3.オウム病
オウム病とは、細菌の一種であるオウム病クラミジアに感染することによる呼吸器疾患です。主にオウムなどの愛玩用の鳥からヒトに感染し、自然界の鳩や鳥にも侵淫しているといわれています。
鳩のフンに含まれる病原菌が口や鼻から体内に入った後、潜伏期間を経て「発熱や咳」「頭痛」「倦怠感」「筋肉痛」「関節痛」などの症状を発症します。軽い場合は風邪のような症状で済みますが、高齢者など免疫力が弱っている方は呼吸困難や意識障害を起こし重症化する場合や死亡する場合もあります。
また、2017年に妊婦さんが立て続けてお亡くなりになったことがあり、特に危険な病気として広がりました。
4.トキソプラズマ症
野生の鳩はトキソプラズマに高い確率で感染していることが分かっており、このトキソプラズマで鳩が死ぬという報告もあります。特に注意が必要なのは妊婦さんで、妊娠中にトキソプラズマに感染すると生まれてくる赤ちゃんには奇形や脳障害のリスクがあると言われています。
妊婦の方は、鳩や鳩のフンには絶対に近づかないようにしましょう。
5.サルモネラ食中毒
食中毒の多くは「サルモネラ菌」が原因で起こっているんですが、鳩のフンにもこのサルモネラ菌が含まれることがあります。症状としては吐き気・腹痛・発熱・下痢などがあり、長期に渡って保菌者となることがあります。
小児から高齢者まで幅広い年齢層で発症し、特に小児や高齢者は少しの菌量でも感染しやすいので注意してください。
6.ニューカッスル病
多くの鳩がこの菌を保菌しており、人が感染すると急性顆粒結膜炎などを発症します。ウイルスは感染した鳥のフンなどに含まれていて、接触するこで人に伝染するとされています。